その②からの続き。
5kmを少し過ぎた辺りで折り返し。ここからは下り・追い風になります。
ここで一人のランナー様が後方から私の前に出ました。後ろに着いて行ってもよかったのですが、私が選んだのは横に並んでの並走。二人でペースを作って前を追って行く感覚が好きなので。追い風なので後ろに着くメリットも少ないと考え。
ここからはこのランナー様との並走に集中しつつ、走りが乱れないように注意して走りました。アルファフライの反発を活かすためにリラックスした大きい走りを心がけました。
7kmを過ぎると徐々にキツくなってきましたが、無駄な力を使わずシューズの反発をもらいながらラストまでに力を使いきらないように巡航します。後半に入ってからのラップは3分20秒台前半くらいなのを1~2回確認しましたが、走りや勝負に集中していたので時計はほとんど見なくなりました。
また今回走っていて感じたのは、3日前のレースのダメージが残っているということ。軽快に走れずハムに少し張りを感じ、バネやキレが無いように感じました。ただレース中はそれらを気にしても仕方がないですし、自分が選んだ結果なのであまり気にせずレースに集中しました。
ラスト1kmを切ると私にはほとんど余力が無く、並走していたランナー様が少しペースを上げた時に対応できませんでした。ここからはペースを落とさず完走することに集中します。自分の弱さを感じましたが、元々並走していたランナー様の方が呼吸に余裕がある様子だったので仕方ないと割りきります。
ラストは力を振り絞り少しペースを上げ、無事にフィニッシュ。
ゴール地点の時計とガーミンを確認したところ、35分を切っており自己ベスト更新と思われます。
ゴール直後、並走していたランナー様に「ありがとうございました」と声をかけたところ。「ありがとうございました。お互い出し尽くしましたね。」と爽やかな笑顔で返していただき、握手して別れました。
並走していたランナー様の名前も居住地も分かりませんが、私は普段ほとんどボッチで練習しているので今回もこのようなやり取りが新鮮に感じました。
後半のラップはこちら。
後半は下り・追い風だったとは言え、3日前のレースのダメージがある中よく持ちこたえたと思います。
後日正式なタイムを確認したところ。
グロスが34分49秒。
ネットが34分45秒。
いずれにしても自己ベストを更新。
3日前にレースに出場した影響もあり万全ではない中で自己ベストを更新できたのは、並走して競り合ったランナー様のおかげかもしれません。
その④へ続く。